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JAA賞 Wグランプリ&全広連 最優秀賞 受賞

JAA賞 Wグランプリ&全広連 最優秀賞 受賞

去る2026年2月26日に JAA(日本アトバタイザーズ協会)広告賞 消費者が選んだ広告コンクール、5月13日に鈴木三郎助全広連地域広告大賞 の授賞式に参加させていただきました。

 

岩手日報の東日本大震災支援プロジェクト「ごめんねの日」「道徳教育化プロジェクト」広告シリーズで受賞。

消費者が選んだ広告コンクールでは、プリント広告部門、CM部門でのWグランプリと、ベストパートナー賞を受賞、鈴木三郎助全広連地域広告大賞では、最優秀賞キャンペーン部門賞を受賞いたしました。

震災前からのお付き合いで15年間ずっとチームを牽引してくださっている岩手日報の柏山弦さんよりご紹介に与りまして、僭越ながら受賞スピーチもさせていただきました。

 

 

「ごめんねの日」企画では、岩手県大槌町の電話ボックスに設置された、とある”ノート”にスポットを当てました。

それは「風の電話」と呼ばれる “電話線のつながっていない” 電話がある場所。「天国にいる大切な人」と話すために、全国からたくさんの人が訪れています。その電話の横に置かれたノートには、言えなかったたくさんの「ごめんね」が書かれていました。

 

「やっと話しに来れたよ。ずっと言えなかったごめんなさいが言えました。大丈夫。もう心配しなくても。また迷ったら来るね。」

「ケンカしたまま別れた父と話しました。やっぱりありがとうしか言えないものですね。」

「どうして私だけ、生きていていいのだろう。本当にごめんなさい。助けられなくてごめんなさい。気づけなくてごめんなさい。最後まで親不孝な娘だよ。」

「お母さん、ごめんね。待っててね。」

 

  • 震災から15年経った今でも、苦しい想いを抱えながらも毎日を精一杯生きていらっしゃる方々がたくさんいることを目の当たりにした私たちは、「ごめんねポスト」というウェブサイトを立ち上げ、被災者に限らず誰でも誰にでも「言えなかったごめんね」を投稿できる場所を作りました。

 

また、2017年よりスタートした「最後だとわかっていたなら/大切な人を想う日に」プロジェクトは、毎年制作していたこれらの広告が中学校の道徳の授業で取り上げられていることがわかり、公式に教材化をスタート。

 

 

小、中学校の道徳授業向けに制作した教材は、ウェブサイトで無償ダウンロードでき、これまでに160以上の学校や施設で出前授業が行われました。2026年3月11日付で発行したこれまでの総集編とも言える全16ページの特集新聞は、教材として限定1万部を無償提供し、日本全国の学校や施設に配布されました。

 

 

今回受賞させていただいたプロジェクト以前にも複数のプロジェクトがあり、こうして震災直後から15年もの間企画を続けてこられたのは、勇気をもって心境を語ってくださる被災者・読者の皆様あってのことですし、協賛いただく数百社にわたる企業様のおかげさま、そして一緒に制作してくださるチームの皆様、何より、150年という長い歴史の中で地域の方々と深い信頼を築いてこられた岩手日報社員の皆様あってのことです。

本受賞は、多くの一般消費者の心に直に届いたという証明でもあり、同時に広告業界の重鎮が集まる広告賞で認められたということで、大変嬉しく、背筋が伸びる思いでもあり、今後の励みとなりました。

本受賞を通して、一人でも多くの方の目に触れ、震災の風化を防ぎ、「明日が来るのは当たり前ではない」と、おひとりおひとりが今日を大切に生きるきっかけになれば嬉しく思います。

今後も、防災と人の心に真摯に向き合い、制作を続けてまいる所存です。